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七沢修験道 山伏修行

山伏って何だ?

 日本という国家が出来上がる以前から、真言を口にしながら野山を駆け巡る修行がありました。雑密と言われる密教です。 おそらくは大陸から伝わったものだと思われますが、人と一緒に教えが伝わり同時に様々な文化も流入してきたものと思われます。
 日本人には古くから良いものや良い教えを取り入れようとする風潮があり、諸外国と向き合いその差を埋める努力をしてきた事は歴史の教科書にある通りです。 かなり早い段階で日本土着の信仰と雑密が結びつき、役行者を中心に神仏混交の歴史をたどります。

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 役行者の別名別称は他にもあり、役小角や神変大菩薩とも呼ばれたり民衆からは行者様と呼ばれ、千年以上ものあいだ歴史を育んで今に及びます。 役行者を教義の中心にすえ、山岳地帯で実践実修を行い験(しるし)を得ることが修験道といい、その人たちを山伏や修験者呼びます。
 山伏の定義は幅広く、単純に山に伏しているだけの人から、そこに信仰を持つ人もいれば全く信仰を持たずに拝み屋として商いをする人、神道系山伏や仏教系山伏もさらに細かく流派で別れたりします。

 独自に師匠をもたずに直観だけをたよりにする人もあれば、血脈を大事に伝統を支え続ける仏教者もいます。 お不動様の真言だけでいいという山伏、般若心経だけでいいという山伏もいますし、祝詞がなければ駄目だという人もいます。 様々な立ち位置立場を尊重し、信仰の自由さが認められています。 人の信仰にケチをつけ喧嘩をふっかけて自分のほうが験力があるよと競うことも自由なのです。
 幅の広さが売りの修験道ではありますが、そこに信仰がなければならないとおもいます。 仏神の存在に護られているいることを自覚し、釈尊の中道実践こそがこの教学の根幹であると、半僧半俗の修験は示しております。 まずは聖と俗を共感し山伏の重要性を体験してみてはいかがでしょうか。




七沢修験道

峰入り

 各修験本山で峰入りが執り行われています。古くからあるものでは大峰山、吉野山、葛城山、それ以外に角地方でも出羽三山などはじめにたくさんの峰入り修行が行われています。 それぞれの霊山の特徴や修行形態は違いますが、その教えの中心は擬死再生にあると思います。生きている私たちは修行によって、何度でも生まれ変わることができるということです。 各地の拝所には母体に見立てた胎内と言われる場所や胎内くぐりなどの行事が存在していますが、この擬死再生思想からくる影響と言えるでしょう。

 七沢修験は明治期とだえた大山修験日向修験八菅修験の拝所をめぐり、これら丹沢修験の中心に位置する観音寺と禅法寺(廃寺)を修行の起点としています。 瀧場に恵まれ回峰の道場としても最高のこれ以上ない聖地として平成25年に出発致しました。 また観音寺の寺伝は古くその詳細は新編相模国風土記によるものしか現存しませんが、江戸期における木食空誉弾阿上人の復興再生による影響が大きく、寺宝のほとんどが、その遺作になるものばかりです。


峰入りの様子①
峰入りの様子②
峰入りの様子③
峰入りの様子④


 観音寺や禅法寺は木食修行の聖地であり、念仏修験としての秘密道場です。遊行念仏をしながら作仏造仏をし、納めて歩く木食念仏修験です。 南無報国光明弾誓仏 江戸期幕府認定の生き仏と言われている木食弾誓上人が教えの中心になります。 弾誓派の一部は天海の弟子となり、木食派は浄土宗から天台宗となるわけです。必要に応じて現代でも仏頭灌頂の儀礼も行います。


峰入りの様子⑤
峰入りの様子⑥
峰入りの様子⑦
峰入りの様子⑧


体験修行

 山伏修行体験は、白装束を身にまとい、聖と俗を感じ取り、社会に戻った時に丹沢の自然を思い起こせれば、ある程度成功ではないでしょうか。 修験道の教えには「聖と俗」、「裏と表」など 様々な自己と対照的な教えが存在します。

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 仕事を持ちながら修行をすることに価値を見出します。半分僧侶で半分俗人である「半僧半俗」が大切なのです。 その教えの中心はお釈迦さまの説かれている中道の実践です。 どちらにも偏ってはいけないということです。どちらの立ち位置も理解したうえで、真ん中の道を選択することが大切なのだそうです。 ですから縁あって仏縁を得たならば、細く長く信仰を持ち続けて結論を急がず、神仏を感じ取れる器の形成に精進しなかればならないのです。

 器を磨くことは「六根清浄」の精神からもわかります。修験道では最も重要な教えであります。六根とは「眼・耳・鼻・舌・身体・意」で、簡単にいうと五感と心であります。 五感を清め自然と一体となり、神仏の感応を得ることが、日本古来から続く山伏の精神文化を実際に体験する事と言えます。山の頂上を目指す行為は気が長くなければなりません。 同様に仏道修行とも言える修験道の修行は、山に始まり山に終わるというくらい気が長く丹力が必要です。山伏は常に山に伏して、山と自分を見つめる修行なのであります。




体験修行をご希望される方

 結論をいそがず修行を楽しみとし、自分の心の動きをよくとらえ、神仏の計らいに感謝できる人材に限ります。 先達の指示をよく護り、一緒に行いましょう。一歩ずつ成長していく自分を養ってください。 七沢修験道法灯護持会に入会頂きます。そちらから年間のスケジュールを渡されたら、スタートです。 自分のペースですすめていただきます。

体験修行の様子①
体験修行の様子②
体験修行の様子③
体験修行の様子④

体験修行のお問い合わせは
046-280-5353

体験修行の様子⑤
体験修行の様子⑥
体験修行の様子⑦
体験修行の様子⑧



お問い合わせ

七沢観音寺

宗教法人 観音寺

神奈川県厚木市七沢2741
Phone: 046-280-5353

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